耳鳴り・難聴等耳のトラブルは、ストレス等心的要因、自律神経失調症のため起こったり、歳を重ね身体の機能が衰えることで
発症してしまうことがあります。
耳などの感覚器(目・舌・唇・鼻・耳)は、それぞれ五臓(肝・心・脾・肺・腎)の機能と密接に関係し、耳は腎と関連が深いと考えられています。
腎の主な働きは、生命を維持するエネルギー源「精」(成長・生殖機能)を蓄え、体内の水分をコントロール(排尿機能)すること。その他、酸素を体内に深く吸い込む納気機能、骨や歯、脳、髪などの生育、耳や尿道、肛門の機能維持、といった働きもあります。 このように腎は身体全体の健康と深く関わっています。
そのため、腎に蓄える精が不足して機能が衰えると、不妊症や精力の減退、更年期障害、骨粗鬆症、排尿トラブル、脱毛、健忘症、耳鳴り、聴力の低下といったさまざまな不調や老化現象が現れるのです。また、腎が弱くなると他の臓器にも影響するため、身体の免疫力や回復力が低下してしまうことも。
これは、反対に考えると身体の不調が腎の状態を教えてくれるということ。腎の精は加齢によって自然に減っていくため、自分の年齢や身体の状態をチェックしながら積極的に養生することが大切です。
腎を健やかに保つことは、老化予防(健康年齢を伸ばす)の第一歩です。身体全体のチカラを高め免疫力を上げ、自律神経を整える「鍼灸」は人間にとって大切な生活の一部とヒマラヤ堂は考えています。
●「自律神経失調型の冷え」と言われている"冷えのぼせ"とは?
“冷えのぼせ”は冷え症の一つで、より重度な状態を言います。更年期症状とは違う冷えているのに汗をかく状態です。
「冷え」は冬の寒さはもちろん、夏でも温度差の大きい環境で体を冷やすことが原因で起こります。 軽い冷え症の人に比べ“冷えのぼせ”の人のほうが自律神経の乱れが多く、不安・緊張などの気分の悩みや、睡眠の低下につながっていることがあります。
“冷えのぼせ”はいわば「自律神経失調型の冷え」と言えるでしょう。 冷房と外の温度の差で身体の調子が悪いなと感じている方はこの時期多いとおもいます。自律神経の乱れを整え、季節の変わり目、寒い時期に備え体調を整えていきましょう!!